太田信吾

s18 [10]-2 映像 / 太田信吾

【作品名称】『想像』2021年/100分

【上映時間】100分

【会場名称】[10] 3U 2階

【上映日時】19日(日)16:15

【作品紹介など】

<作品内容>

世界的に注目されている演劇カンパニー・チェルフィッチュ。演出家の岡田利規は俳優の”想像”という作業を重要視して代表作「三月の5日間」のリクリエーションに挑む。本作はオーディションを経て選ばれた7人の俳優のうちの1人である板橋優里に焦点を当てる。本作は板橋が本読みからパリ公演まで二年間に渡りパフォーマンスを”想像”によって豊かにしていく過程を定点観測的に見つめる実験的な構成によるドキュメンタリー映画である。小道具やセットを極力、排したシンプルな舞台空間で俳優が”想像”だけを武器に充実したパフォーマンスを繰り広げるまでのプロセス、その映画は、「他者への想像」が希薄化した現代に痛烈な批評性をもって作用するだろう。

 

<プロフィール>

1985年生まれ。映画監督・俳優として活動。長野県出身。大学では哲学・物語論を専攻。大きな歴史の物語から零れ落ちるオルタナティブな物語を記憶・記録する装置として映像制作に興味を持つ。処女作の映画『卒業』がイメージフォーラムフェスティバル2010優秀賞・観客賞を受賞。初の長編ドキュメンタリー映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』が山形国際ドキュメンタリー映画祭2013で公開後、世界12カ国で公開。近作に映画『サンライズ・ヴァイブレーション』『解放区』など。俳優としてチェルフィッチュを演劇作品のほか、映像作品等に出演。

 

[想像]

https://sozo-movie.com/